病院紹介
ごあいさつ
● 事業管理者のごあいさつ
矢掛町国民健康保険病院 病院事業管理者 兼 院長
村上 正和 むらかみまさかず
令和6年1月から事業管理者兼院長を拝命することとなりました。この度、事業管理者に就任するにあたり、矢掛病院の三つの目標を立てました。
〇質のよい医療・看護を提供する
今、医療は“治し、支える医療”が求められています。高齢で慢性疾患を持つことの多い患者さんは、“治す”だけでは不十分で、同時に、“支える”ことが必要です。病院のすべての部署が、協調して質の高い医療・看護を提供するために行動していくことを目指します。
〇地域医療を守る
公的病院として、“地域を守る、地域包括ケアを守る”ことは私たちの大切なミッションです。救急対応体制やかかりつけ医機能を維持することが求められます。また、このためにも、経営基盤をしっかりとし、将来の変化に備えることのできる病院でなければなりません。コロナ禍などの感染症や地震、洪水など、最近頻発する災害に強い病院であるための備えも平時に課せられた大切な役割です。
将来の医療人を地域で育てることも、これから地域医療を維持するためには必要な活動です。患者さんを治療し、安心を持ってもらうことにより、私たちは人々の役に立つことができます。このような地域医療の魅力、やりがいを感じ、仕事を楽しむことのできる病院でありたいと考えています。
〇働きやすい職場をつくる
風通しの良い職場であることが必要と思います。病院のスタッフのみんなが活き活きと働けるような職場にしたい。そして、そのような職場の雰囲気が患者さんに伝わって欲しいと思っています。
地域の病院は、大病院と異なる役割を担っています。少ない医療資源ですが、地域を守るために、自分たちのできる最善の医療を提供する、身近な“信頼できる病院”を矢掛病院は目指します。これからも地域と地域医療に貢献していきたいと考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。
運営理念
地域住民にとって
信頼できる病院をめざす
基本方針
- 安全で安心できる医療の提供に努める
- 患者様・ご家族の立場に立ったサービスの提供に努める
- 改善努力を怠らず、常に組織・職員とも研鑽に努める
- 地域の関係施設及び院内の連携を密にし、充実した地域包括ケアの実践に努める
患者さんの権利 矢掛町国民健康保険病院の患者権利章典
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1.適切な医療を公平に受ける権利
患者さんは,だれでも,社会的身分や病気の種類などによって差別されることなく,良質で安全な医療を公平に受ける権利があります。矢掛町国民健康保険病院職員は,この権利を尊重し,患者さんに対して常に公平であるとともに適切かつ安全で質の高い医療の提供を目指して医療の向上に努めます。
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2.人格、価値観の尊重を得る権利
患者さんは,だれでも,一人の人間として,その人格,価値観などを尊重され,医療提供者との相互協力関係のもとで医療を受ける権利があります。矢掛町国民健康保険病院職員は,患者さんの人格や価値観などを尊重して,両者が互いに協力し合いながらより良い医療を実践します。
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3.説明を受ける権利
患者さんは,だれでも,病気,検査,治療などについて ,理解しやすい言葉や方法で,納得できるまで十分な説明と情報提供を受ける権利があります。矢掛町国民健康保険病院職員は,患者さんからの質問や疑問に対して理解しやすい言葉や方法で適切に答えるなど,患者中心の立場で両者のコミュニケーションを重視し,患者さんに理解,納得が得られるように努めます。
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4.医療内容を選択する権利
患者さんは,だれでも,十分な説明と情報提供を受けた上で,治療方法などを自らの意思で選択する権利があります。矢掛町国民健康保険病院職員は,単に医療情報を提供するだけでなく常に患者さんの利益を考え,患者さんが納得,同意していただくまで説明し,質問に答え,納得いく医療を受けていただくよう努めます。また,他の医師の意見(セカンドオピニオン)を聞きたいというご希望にもお応えします。
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5.診療情報開示を求める権利
患者さんは,だれでも,診療の過程で得られた個人情報の秘密が守られ,病院内での私的な生活を可能な限り他人にさらされず,乱されない権利があります。矢掛町国民健康保険病院職員は,患者さんの個人情報の管理やプライバシーに特段の配慮をし,個人情報や私生活が他人にさらされないという患者さんのプライバシーの保護に努めます。
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6.個人情報守秘の権利
患者さんは,だれでも,診療の過程で得られた個人情報の秘密が守られ,病院内での私的な生活を可能な限り他人にさらされず,乱されない権利があります。矢掛町国民健康保険病院職員は,患者さんの個人情報の管理やプライバシーに特段の配慮をし,個人情報や私生活が他人にさらされないという患者さんのプライバシーの保護に努めます。
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7.継続的医療を受ける権利
矢掛町国民健康保険病院では,必要な医療を適切な医療機関で提供できるようにするため,地域医療機関との連携システムを構築しています。病気,病状,治療状況などに応じて,適切な医療機関への紹介や受入れを行っています。これにより,患者さんに最適な医療を継続して提供できるよう努めます。
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8.健康等に関する情報を正確に伝える責務
良質な医療を実現するためには,医師をはじめとする医療提供者に対し,患者さん自身の健康に関する情報をできるだけ正確に提供する責務があります。
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9.疑義や質問は理解できるまで行う責務
納得できる医療を受けるために,医療に関する説明を受けてもよく理解できなかったことについて,十分理解できるまで質問する責務があります。
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10.規則を守る責務
すべての患者さんが適切な医療がうけられるようにするため,患者さんには,他の患者さんの治療や病院職員による医療提供に支障を与えないよう配慮する責務があります。
当院の歩み
昭和9年7月、診療科目内科・外科、病床数28床で病院開設。
昭和39年7月、昭和57年7月そして平成17年7月と3度の改築改修工事を経て、標榜診療科目11科目、2病棟117床の病院として現在に至っています。
前記の運営理念のとおり、町内唯一の公立病院として地域住民の皆様に信頼される医療の提供に努めております。その一端をご紹介しますと、現在、1日平均外来患者数は約160人、同じく入院患者数は約105人、令和2年度救急車による搬入件数は394件と、身近な病院として多くの患者の皆様にご利用をいただいております。
こうした中で、高度医療機械であるCT(80列)やMRI(1.5テスラ)を配置し、検査機能の充実を図っています。
一方、医療費の適正化を主目的にする医療制度の大きな改革が行われる中で、提供する医療体制の見直しと、医師・看護師の充実が大きな課題となっております。
しかし、矢掛町におきましては当院は開業医の皆様とも密接に連携をとりながら併設する健康管理センター・介護老人保健施設「たかつま荘」と共に、保険・医療・福祉が一体となり、医療制度改革を先取りした健康管理事業を積極的に推進しています。
今後は、関係各位のご意見、ご提言をいただく中で病院運営の方針を適切に決定し、より一層、住民の皆様の信頼をいただける病院を目指し、職員一同精励いたしますので格別のご支援を賜りますようお願い申し上げます。
病院概要 (令和5年8月現在)
開設者 | 矢掛町長 山岡敦 |
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事業管理者 | 病院事業管理者 名部 誠(内科) |
院長 | 村上 正和(外科) |
敷地面積 | 12,436.34m² |
建物延床面積 | 新築棟 鉄筋コンクリート 4階建 5,217.30m² 改築棟 鉄筋コンクリート 4階建 2,427.33m² 機械棟 鉄筋コンクリート 2階建 230.00m² 計 7,874.63m² 附属建物 医師住宅 5棟(8戸) 687.15m |
主要医療機器 | MRI(1.5T)、マルチスライスCTスキャナー(80列) X線テレビ撮影装置、乳房X線装置(デジタル)、血管造影装置 骨塩量測定装置(DEXA方式)、超音波診断装置、内視鏡、腹腔鏡 全自動血液ガス分析装置、多項目自動血球計数装置、PACS 電子カルテシステム |
病床数 | 117床(一般57床、療養60床(うち地域包括ケア病床14床)) 室料差額35床(29床) (特室4床、A個室19床、B室(2床室)12床) |
診療科目・医師数 | 内科 10名(常勤4名,非常勤6名)、外科 7名(常勤3名,非常勤4名) 婦人科 1名(週1日 非常勤1名)、耳鼻咽喉科 2名(週2日 非常勤2名)、 眼科 2名(週2日 非常勤2名) 、整形外科 5名(週3日 非常勤5名)、 形成外科 1名(月2回 非常勤1名)、皮膚科 2名(週1日 非常勤2名)、 小児科 1名(週2日 非常勤1名)、 放射線科 4名(週3日 非常勤4名)、 泌尿器科 2名(週1日 非常勤2名)、精神科 1名(週2日 非常勤1名)、 リハビリ科 1名(常勤1名 外科兼務) |
フロアマップ
- 1階
- 2階
- 3階
- 4階
各種活動
質の高い医療の提供を通じて、地域のしあわせ創りに貢献します。地域の皆さんのために、地域の医療関係者と協力し最大限の医療提供に取り組んでいます。地域全体で患者さんの健康をお守りし支えています。
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安全管理部門
医療の安全確保と質の向上のため活動しています。(カンファレンスの様子)
医療安全に関するご相談
医療安全相談窓口(1階総合受付)において、医療安全に関する疑問、質問、ご意見などをお受けしています。相談により患者様が不利益を被ることは一切ありません。お気軽にご相談ください。
受付時間 9:00~17:00(月~金)↓詳しくはこちら↓
広報誌
病院だより
矢掛病院と地域の皆さまとをつなぐ広報誌『矢掛病院だより』。当院の医師と職員からなる広報委員会が、年2回で企画・制作・発行しています。
院内に設置しておりますので、ぜひご自由にお持ち帰りください。